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仕事ができるとは何か!優秀な職員の特徴

masashi0025

はじめに

 この連載では、批判に揺らがない説明責任のロジックや、人を動かす調整の技術を扱ってきました。いずれも「仕事ができる職員」に共通する力です。では、そもそも「仕事ができる」とは、どういうことなのでしょうか。人事評価でも、採用の場でも、「あの人は仕事ができる」と当たり前のように口にしますが、それが具体的に何を指すのかを言葉にできる人は、多くありません。今回は、この曖昧な言葉を、一つのはっきりした評価軸で捉え直します。

 結論から言えば、仕事ができるとは、相手の期待値を超えられるということです。優秀な職員とは、指示された水準をきっちり満たすだけでなく、その期待を上回り、相手に良い意味での驚きを与えられる人を指します。裏を返せば、どれだけ真面目に働いても、期待の範囲内で終わっているうちは、「できる」の一歩手前にとどまっている、ということでもあります。

 この記事では、まず組織の人材が三つの層に分かれることを確認し、そのうえで、期待値を超える人に共通する二つの条件——期待を言語化する力と、深さや幅で驚きを与える力——を、行政の現場に即して言語化します。あわせて、期待値を超える人が備えている土台の力、AI時代に「期待値を超える」の意味がどう変わるか、そして明日から実践できる具体的な技術までを扱います。

「仕事ができる」とは、相手の期待値を超えること

 仕事ができるかどうかは、能力の高さそのものではなく、相手の期待に対してどの位置にいるかで決まります。同じ成果でも、期待が低ければ「できる」と評価され、期待が高ければ「期待どおり」で終わります。評価とは、つねに期待との差分なのです。営業のように数字で成果が出る仕事は、この差分が見えやすい。しかし行政の企画・管理・窓口といった仕事の多くは、成果が数字になりにくく、「頑張っているのに評価されない」という不満が生まれがちです。

 そこで有効なのが、相手の負荷をどれだけ下げたか、という見方です。誰かの手間や不安を、期待された以上に軽くできたとき、あなたの仕事は「できる」と認識されます。数字で測れない仕事でも、この物差しなら貢献が見えます。期待値を超えるとは、突き詰めれば、相手の負担を期待以上に軽くすることにほかなりません。

なぜ「評価されない」と感じるのか

 多くの職員が抱く不満の正体は、「仕事がつまらない」ことそのものではなく、「自分は正当に評価されていない」という感覚です。人は、評価され、承認されることで意欲が高まり、同じ仕事でも面白く感じられるようになります。逆に、努力が評価につながらないと感じると、どんな業務も色あせて見えます。

 ここで見落とされがちなのが、評価の基準が、学生時代と社会人とでは根本的に変わっているという事実です。学生時代は、与えられた問題を、速く正確に解く力で評価されました。しかし社会に出た瞬間、評価軸は「相手の期待を超え、負荷を下げる力」へと切り替わります。この転換に気づかないまま、正解を探す姿勢のまま働き続けると、真面目なのに報われないという状態から抜け出せません。逆に、この評価軸の変化に早く気づけば、目の前のどんな仕事も、評価につなげていけます。優秀な職員への第一歩は、この基準の切り替えを、自分のなかで済ませておくことです。

組織の人材は、三つの層に分かれている

 組織を眺めると、人材はおおむね三つの層のグラデーションに分かれます。このどこにいるかが、任される仕事の大きさを決めます。

与えられた仕事を、最低限こなす層

 最も多いのが、与えられた仕事を、指示された最低限の水準でこなす層です。言われたことを、言われたとおりにやる。決して悪いことではありませんが、ここには驚きも付加価値もありません。期待の範囲のなかで完結しているため、評価は「特に問題なし」にとどまります。多くの職員が、意識しないまま、この層に長くとどまります。悪気があるわけではなく、そもそも期待の輪郭が見えていないために、超えようがない、という場合も少なくありません。

困難な仕事も、確実にやり切る層

 次の層は、難易度の高い仕事や、面倒な調整を含む案件を任されても、最後まで確実にやり切る層です。ここまで来ると、「あの人に任せれば安心だ」という信頼が生まれ、そこそこ高い評価を得ます。組織の実務は、この層の職員に支えられています。ただし、この層もなお、与えられた期待に「応える」段階にあります。期待の枠そのものは、上司や制度が決めている。その枠を、きっちり満たしている状態です。堅実ではありますが、まだ驚きはありません。

求められてもいないのに、自ら付加価値を生む層

 そして最上位に立つのが、この層です。求められてもいないのに、自ら新しい仕事や工夫を持ち込み、相手の想像を超えてくる。言うなれば、良い意味でのおせっかいです。頼まれた資料に、聞かれる前に想定問答を添える。相談を受けた案件の、その先で起きそうな問題まで、先回りして手を打っておく。予算要求の資料に、財政課が次に問うてくる論点への答えを、あらかじめ忍ばせておく。この層の人は、指示に「応える」のではなく、指示を「超える」ところで動いています。

 第二層と第三層の間には、決定的な断絶があります。前者は、与えられた期待を満たす人。後者は、期待の外側へ自分から出ていく人だからです。この一線を越えられるかどうかが、「仕事ができる」と言われるかどうかの分かれ目です。優秀な職員とは、この第三層で動ける人のことにほかなりません。

期待値を超える人に共通する、二つの条件

 では、第三層の人は、何をしているのか。期待値を超える人には、共通する二つの条件があります。一つは、期待値を正確に言語化していること。もう一つは、その期待を深さか幅で上回り、驚きを与えていることです。順に見ていきます。

条件一:期待値を言語化できている

 意外に思われるかもしれませんが、期待を超えるための第一歩は、期待を正確に言葉にすることです。理由は単純で、超えたかどうかは、基準がなければ判定できないからです。期待の輪郭がぼんやりしたままでは、その外側に出たつもりでも、ただ的を外しているだけかもしれません。数値で測れる目標なら基準は明確ですが、行政の仕事の多くはそうではありません。だからこそ、「三か月後には、この事務について、誰の手も借りずに住民の問い合わせへ即答できる状態」といった形で、期待を言葉にして握り合う力が要ります。

 ところが、行政の現場は曖昧な言葉であふれています。「効率的に進めておいて」「多めに印刷して」「例の件、いい感じに」。多くの人は、この曖昧さをそのまま受け取って動き出します。できる人は、ここで一度立ち止まります。「効率的とは、時間のことですか、コストのことですか」「多めとは、何部でしょうか」。一つひとつ、言葉の定義を握り直す。この確認の習慣こそが、期待値を超える人の出発点です。人と人のずれの多くは、言葉の定義が曖昧なことから生まれます。

 さらに一段上は、相手自身も言葉にできていない期待を、代わりに言語化してあげる段階です。上司が「いい感じに」としか言えないのは、上司自身の頭のなかが整理し切れていないからです。そこで、「つまり、〇〇のために、△△を優先して進める、ということですね」と、目的と行動を具体化して返す。これができる職員は、上司の思考の負荷まで下げてしまいます。指示を待つのではなく、自ら期待を形にする。こうした人が、自走できる人材と評価されるのです。

 もう一つ、期待を正確につかむための実践的な問いを挙げておきます。相手から持ち込まれた要望が、本当に力を注ぐべき課題かどうかを見抜く問いです。それは、「その件について、いま具体的にどんな手を打っていますか」と一つ尋ねること。すでに人や予算を割いているなら、それは本気で取り組むべき本物の課題です。逆に「まだ検討中」という返事なら、まだ願望や不平の段階かもしれません。すべての要望に全力で応えようとすれば、力は分散します。限られた時間を、本物の期待に集中させる。この見極めもまた、期待値を超える人の技術の一つです。

条件二:深さか幅で、驚きを与える

 期待の輪郭が描けたら、次はその外側に出ます。超え方には、大きく二つの方向があります。深さで超えるか、幅で超えるかです。

 深さとは、期待された答えより一段深い理由や構造まで返すことです。ここで鍵になるのが、深い話とは、知識が関連づけられた話である、という視点です。一つの事柄を、制度や数字、歴史的な経緯、他分野の知見と結びつけて語れると、話は一気に説得力を増します。逆に、「あの人がそう言っていた」という単一の情報源に頼った話は、受け売りとして浅く映ります。これは、この連載で扱ってきたことと、そのままつながります。法的根拠・意義・歴史経過・相対評価・将来推計というフレームワーク(5つの軸)で施策を立体的に捉え、マクロとミクロを往復する。あの一連の作業こそ、説明に深さを与える技術でした。期待された「一つの答え」に、その背後の構造まで添えて返せたとき、相手は深さに驚きます。

 幅とは、期待された範囲の隣まで、先回りしてカバーすることです。頼まれた仕事の、その一歩先で必要になるものを、言われる前に用意しておく。相談された案件の、関連しそうな論点まで調べて添えておく。これが、良い意味でのおせっかいの正体です。ただし、幅を広げるときには、一つ注意が要ります。付け足した仕事が、相手の負荷をかえって増やしては、逆効果だということです。よかれと思って大量の資料を渡し、相手の確認の手間を増やすのは、幅ではなく雑音です。幅で超えるとは、あくまで相手の負担を軽くする方向へ、範囲を広げることを指します。深さも幅も、向かう先はいつも、相手の負荷を下げることなのです。

 一つ、具体例で見てみましょう。上司から「来年度の窓口の混雑対策を、簡単にまとめておいて」と頼まれたとします。第二層の人は、他区の事例を三つ並べた資料を、きれいに作ります。第三層の人は違います。まず「簡単にとは、A4一枚で、来年度予算に載せる前提の優先順位づけまで、ということですね」と期待を握り直す(言語化)。そのうえで、混雑の実測データと来庁者数の将来推計を添えて「なぜ今なのか」まで語り(深さ)、さらに、対策を打った場合に想定される住民や議会からの質問と、その回答案まで一枚忍ばせておく(幅)。頼んだ上司は、自分が次に考えなければならなかったことまで片づいているのを見て、驚きます。これが、期待値を超えるということの、具体的な姿です。

期待値を超える人が備えている土台の力

 深さや幅で期待を超える動きは、いくつかの土台の力に支えられています。特別な才能ではなく、いずれも意識と訓練で伸ばせる力です。

 一つ目は、論理的思考力です。ここで求められるのは、抜け漏れのない完璧な論理ではありません。目の前の課題に対して、「妥当な案」を素早く出す力です。これは、過去の成功例や失敗例と、目の前の状況を照らし合わせるケーススタディの積み重ねで磨かれます。数多くの事例を知っているほど、「この場合はこう」という引き出しが増え、判断が速く、確かになります。

 二つ目は、コミュニケーション力です。仕事におけるそれは、友人をつくる力ではなく、相手の脳内のストレスを減らす力です。長々としたメール、タイミングの悪い声かけは、かえって相手の負荷を増やします。相手がいま何に困っているか、どうすればスムーズに情報が届くかを考え、簡潔に報告し、分かりやすい資料を用意する。相手の言葉にならない思いを「こういうことですね」とまとめてあげるのも、高度なコミュニケーションです。

 三つ目は、対立しない力です。仕事の目的は、議論に勝つことでも、自分の正しさを証明することでもありません。感情的な衝突は、チーム全体の力を確実に下げます。人が何かを主張する背景には、その人なりの事情があります。自分の「べき論」を振りかざす前に、相手の「だって、こうだから」という事情を想像してみる。正解の反対は、しばしばもう一つの正解です。この視点が、組織内の無用な摩擦を減らします。前回扱った調整の技術も、根はここにあります。

 四つ目は、行動力です。やみくもに忙しく動くことではありません。相手の業務を観察し、どこに手間取っているかを推測したうえで、頼まれる前に、その手間を先回りして解消する。相手の言動そのものではなく、その背後にある困りごとを想像して動く。これが、評価される行動力の正体です。これら四つの力は、それぞれ独立しているのではなく、すべて「相手の負荷を下げる」という一点に統合されます。どれか一つが突出していても、それが相手の負担を増やす方向に働けば、「仕事ができる」とは言えないのです。

情報を分解し、束ねる力——因数分解と抽象化

 期待値を超える人は、頭のなかで情報をうまく扱います。その中核にあるのが、情報を分解し、また束ねる力です。この力は、二つの場面で効いてきます。

 一つは、課題が大きすぎて、何から手をつければよいか分からない場面です。大きな課題は、そのままの形では動かせません。そこで、課題を「因数分解」します。大きな問題を、対処できる小さな問題へと切り分けていくのです。たとえば「窓口の混雑をなくす」という漠然とした課題も、「来庁のピークを分散する」「一件あたりの処理時間を短くする」「そもそも来庁しなくて済む手続を増やす」と分解すれば、それぞれに具体的な打ち手が見えてきます。大きな課題も、小さく割ってしまえば、一つずつ解けるようになります。

 もう一つは、逆に、やるべきことが増えすぎて、どこから着手すべきか分からない場面です。このときに必要なのが、情報の「抽象化」です。数多くの要素を眺め、そこに共通するものを見つけて、たとえば三つのパターンに束ねる。そのうえで、どのパターンから、どういう順で手をつけるのか、優先順位の考え方まで整理して示せれば、説明は一気に説得力を増します。ばらばらの二十項目を前に途方に暮れるのではなく、「大きく三つに分けられます。まずはここから着手します」と言えるかどうかが、分かれ目です。

 一つの情報を、細かく因数分解したり、共通項でくくって抽象化したり。脳の神経のシナプスをつなぐように、情報を自在に分解し、また合体させる。この頭の使い方こそが、いわゆる「頭の良さ」の正体であり、期待値を超える人が共通して備えている土台なのです。

期待値を超え続けると、何が起きるか

 期待値を超える働きは、一度きりで終わりません。ひとたび「あの人は期待を超えてくる」と認識されると、より大きく、より裁量の広い仕事が回ってくるようになります。そして大きな仕事は、さらにその人を成長させます。こうして、期待を超える人のもとには、成長の機会が雪だるま式に集まっていきます。前回、調整の最後の扉は信頼が開けると述べましたが、その信頼もまた、期待を超え続けた実績の上に積み上がっていくものです。

 逆に、期待の範囲内にとどまり続ける人には、いつまでも同じ大きさの仕事しか回ってきません。最初はわずかな差でも、任される仕事の質と量が変わっていけば、経験の差はやがて大きな開きになります。今日の半歩の差が、数年後には、任される仕事の大きさの決定的な違いとなって表れるのです。だからこそ、できるだけ早い時期に、期待を超える習慣を身につけておくことに、大きな意味があります。

AI時代に、「期待値を超える」はどう変わるか

 ここで、AIの登場が、この評価軸をどう変えるかを考えておきます。生成AIを使えば、いまや誰でも、そこそこ妥当な答え——いわば五十点から七十点の答え——を、短時間で出せるようになりました。これは、期待値ちょうどの仕事が、急速にありふれたものになっていくことを意味します。言われたことを、言われたとおりにこなすだけなら、その多くはAIでも間に合ってしまうからです。

 だとすれば、人間の職員に残る価値は、AIが出した土台の答えに、深さと幅を足せるかどうかにかかってきます。AIの答えを鵜呑みにせず、「他にもっと良い見方はないか」「この論点が抜けていないか」と判断し、関連づけの深さと、先回りの幅を加える。AIに使われるのではなく、AIをディレクションする側に立つ、ということです。学生時代は、与えられた問題を速く正確に解く力で評価されました。しかし社会に出てからは、相手の負荷を下げ、期待を超える力で評価されます。この評価基準の転換に早く気づいた人ほど、AIを追い風にできます。誰もが同じ土台の答えを持てる時代だからこそ、その先の半歩が、いっそう際立つのです。

期待値を超えるための、明日からの技術

 最後に、第三層に近づくための具体的な技術を、いくつか挙げます。いずれも、特別な才能を必要としません。

 一つ目は、事実と主観を切り分けることです。「みんなが不満を言っています」と報告する前に、実際に言ったのが二人なら、「二人が不満を述べており、私の主観では、全体の空気もそうだと感じます」と分ける。事実と解釈が混ざった報告は、次の判断を誤らせます。切り分けるだけで、あなたの言葉の信頼度は上がります。

 二つ目は、いきなり手を動かさないことです。資料を作るなら、書き始める前に「この資料に必要な要素は何と何か」を紙の上で洗い出し、上司と大枠を握ってから着手する。二十個の作業になりかねないものを、本当に必要な三個に絞る。この一手間が、手戻りを消します。AIを使うときも同じで、何が必要かを見極めてから使うほうが、結局は速く、深くなります。

 三つ目は、仕事を、初めからプロセスに分解することです。「新しい事業の提案資料を作る」というゴールは、「必要な情報を集める→骨子をまとめる→流れとメッセージを作る→図表を作る→仕上げる」と分解できます。この分解が一瞬で頭に浮かぶかどうかが、着手の速さを決めます。そして、洗い出した作業のうち、他者の承認や日程調整が必要なもの——自分だけでは完結しない依存関係のある作業——を、真っ先に着手する。ここが遅れると、あとの工程がすべて止まるからです。会議の場でも同じで、多くの人は意見を求められて黙り込むか、議論が逸れても流してしまいますが、できる人は「いま決めるべきことは〇〇です」と論点を戻し、終わりに「決まったこと」と「次に誰が何をするか」を一言で確認します。三十分の会議に八人が出れば、費やされるのは延べ四時間です。その時間を空費させないことも、立派な付加価値です。

 四つ目は、自分の工夫を、再現できる仕組みにすることです。せっかくの付加価値も、あなた一人にしかできなければ、あなたの異動とともに消えます。手順を書き出し、誰でも使える形に整えておく。個人の驚きを、組織の標準に変える。付加価値を、一度きりの手柄で終わらせず、組織の資産にするという発想です。

 そして根っこにあるのは、曖昧な言葉をスルーしないこと、正解を先読みで当てにいかず自分の仮説を持って確認すること、といった日々の小さな規律です。「どうしたらいいですか」と丸投げで聞くのではなく、「私はこう考えますが、いかがでしょうか」と自分の答えを先に置く。間違っていても構いません。自分の答えと相手の答えのずれが見えたところから、成長が始まります。優秀さは、才能ではなく、こうした習慣の積み重ねの上に立っています。

どこから始めればよいか

 「では、何から始めればよいか」と問われたら、答えは一つです。次に何かを頼まれたとき、動き出す前に、その仕事で相手が本当に望んでいることを、一文で言葉にしてみてください。それができたら、その一文の、深さか幅か、どちらかで、半歩だけ外に出てみる。頼まれた資料に想定問答を一枚足すのでも、数字の背景を一言添えるのでも構いません。この小さな往復が、あなたを第二層から第三層へと、少しずつ押し上げていきます。期待値を超えるのは、大きな才能ではなく、この半歩の積み重ねなのです。

まとめ

 仕事ができるとは、相手の期待値を超えることです。組織の人材は、最低限をこなす層、困難な仕事もやり切る層、そして求められる前に自ら価値を生む最上位の層に分かれます。この最上位に立つ鍵は、二つ。期待を正確に言語化する力と、その期待を深さか幅で上回り、相手に驚きを与える力です。深さとは知識を関連づける力であり、幅とは相手の負荷を下げる方向への先回りです。どちらも、向かう先は同じ、相手の負担を軽くすることにあります。

 AIが誰の仕事も一定の水準まで底上げする時代だからこそ、期待値ちょうどの仕事は価値を失い、期待を超える深さと配慮が、いっそう際立ちます。それは、この連載で見てきた説明責任のロジックや調整の技術と、同じ場所に立っています。いずれも、相手の期待の外側へ半歩踏み出す営みだからです。今日、次に頼まれた仕事で、相手の期待を一文にしてみる。そして、その半歩外を目指してみる。その積み重ねの先に、どの職場でも「あの人は仕事ができる」と言われる、あなたの姿があります。

 ※本コンテンツは生成AIを活用して作成しています。

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